ネツログ
［熱中症対策］温熱環境測定システム

ネツログの特徴

• 職場が暑い！職場が寒い！職場の不快感を数値で把握。快適な労働環境をご提供します。
• 工場や職場など就労環境での熱中症リスクを数値で常時モニタリング。熱中症危険時や異常時は、アラームを発報可能です。
• 快適性指数（PMV）は1年中活用でき、空調省エネ化にも役立ちます。
• 広い工場から、小規模事業所まで様々な規模の事業所に対応できます。
• オンプレミスのシステムなので、クローズドな職場ネットワークでも適用が容易で社内システムとの連携可能です。
• 当社の小型・軽量・多機能なセンサ群を活用できます。
• Ethernetや無線LAN、工場に強いRS485などでセンサと接続し、広い範囲をカバー可能です。

計測システム 全体像

• 弊社製の快適性センサや輻射熱センサを多数接続し、同時に複数個所・複数計測項目のデータ・参照収集が可能。
• 弊社のSUWA Monitorを用いて、熱中症危険時にはアラームを発報可能。多点・多種の情報収集と多様なグラフ表示が可能。
• センサとの接続は、USBケーブル接続・SensorWLAN・WSensorWLAN、RS485経由で接続します。
• RS485経由の接続の場合、同一RS485ネットワークに31台まで、最大長1,200mの接続が可能です。4芯線を使用して接続すれば、センサ電源と通信を1本のケーブルで結合できます。

※本システムは熱中症や健康被害を直接防止するものではありません。熱中症リスクが高くなった時の対応法を、別途ご準備いただく必要があります。
※本システムの警報機能にはE-Mailを使用します。E-Mailのアカウントおよびインターネット接続環境をご用意ください。

暑さ指数：WBGT

暑さ指数（WBGT: Wet-Bulb Globe Temperature）は、1950年代にアメリカ軍で考案された、熱中症リスクを判断するための指数です。
日本国内では、暑さ指数という名称でも用いられています。
乾球温度（気温）、湿球温度、黒球温度から求められ、周囲環境からの熱ストレスを数値化できます。
算出方法はISOやJISで規格化されており、計測方法や性能基準も定められています。
計測器は、温度と湿度から算出する簡易なものから、自然湿球を用いた原型の計測方式に基づくものまで、多種他用な機種が市販化されています。
年々増える熱中症の対策として、黒球を備えた計測器を、法令含め推奨されるようになってきています。
一方で、開発された年代が古い事もあり、運動量や服装の状況を反映していないため、活動状況等に応じた判断や対応が必要になります。

快適性指数：PMV

PMV（Predicted Mean Vote：予想平均温冷感申告）は、デンマーク工科大学のファンガー教授により開発された、人の温熱快適性の指標です。
気温、湿度、黒球温度、風速、着衣量（clo値）、運動量（METs値）から求められます。
PMVは、-3から3の範囲で表現され、0に近いほど多くの人が快適と感じる環境であることを示します。
PPD（Predicted Persentage of Dissatisfied：予測不満足者率）は、どの程度の人々が不快に感じるかを示す指標で、PMVと対で算出されます。

PMVは熱中症リスクの評価には用いるには指数の表現範囲が広くありませんが、暑さだけでなく寒さも表現できます。
また、空間在室者の快適性を評価できるため、労働環境・学習環境の適性や、空調の適性の評価に用いられています。
PMVを指標として空調制御を行うと、快適性を維持したまま15～40%の空調コスト削減が可能な事が、研究機関から示されています。
また、PMVを適切に管理すると、生産効率や学習能率の向上が期待できる事も明らかにされています。

※ここに記載した内容は、センサ応用の可能性を示したもので、効果を保証するものではありません。

計測に使用している製品一覧

必要なシステム構成

OS	Windows7, Windows8.1, Windows10, Windows11
CPU	インテルCoreシリーズ以上推奨
メモリ	2GB以上推奨
HDD	空き容量：500GB以上推奨 RAID1推奨
ディスプレイ	解像度：1024px×768px 以上推奨
ネットワーク	SensorWLAN・WSensorWLAN・FTP・M2M送信機能を使用する場合は必須